スチューベンについて

当園は一切除草剤は使っておりません

スチューベンについて

青森でのスチューベンの生産は、全国の約8割を占めています。

津軽といえばりんごが有名ですが、実はぶどうの産地でもあるんです。
「スチューベン種の生産は、全国の約8割を占める程の特産品」であるという事を知らなかった方もいらっしゃるのでは?津軽平野を縦断する399号線。岩木山を眺めながら生産者が栽培するぶどう畑より心をこめてお届けします。

ニューヨーク生まれ、津軽育ちのスチューベン

スチューベンはニューヨーク生まれのぶどうで、ニューヨークと同じ緯度にあたる津軽の気候・風土はスチューベンの栽培にオアツラエムキ。糖度が高いため、貯蔵に利く品種なので、りんごの貯蔵技術をちょっと拝借し、応用してぶどう専用の施設で貯蔵しているため冬の間もおいしく食べていただけます。(10月〜2月)クリーンなぶどうで種ごと安心!!

安心して食べられます

津軽ぶどう楽園で作られているスチューベンは、ホルモンによる種なし処理や実を大きくする肥大処理は行われていませんそして、寒冷な大地の協力もあって病害虫対策の薬剤も最小限に抑えられて栽培しています。口の中でつるんっと皮をむいて安心して種ごと飲み込んでください。

ぶどうができるまで

6月〜8月

開花前の作業

1.摘梢、2.結果枝の誘引、3.開花10日前散布、4.摘心・副梢かき・花穂の整形、5.開花直前の散布、6.追肥

【摘梢】

  1. 結果枝問の養分競合による結果枝の衰弱等を防ぐため、樹勢をみて随時摘梢する。
  2. 残す結果枝の最終目標本数は、列間2.5mの場合、主枝1m当たり8〜10本。
開花前の結果枝本数は、結果枝の樹勢が
  • ○弱い場合は、芽かき、摘梢を早めに行い、結果確保と結果枝の伸びを促す。
  • ○中庸から強い場合は、やや多めに残し、実止まりを確認後、悪いものを摘梢する。
いずれにしても、結果枝間が過繁茂とならないように!!

【結果枝の誘引、結束】

葉の受光体制が良くなるよう開花前に結果枝を誘引・結束する。

9月〜11月

収穫の早い場所では9月の下旬頃から始まり、遅い所では10月下旬頃になります。また、着色・熟度が進むにつれて鳥も一段と数を増すようになり、被害を最小限に食い止めようと毎日朝早くから鳥との奮闘が続きます。鳥を追い払うために爆音器を使用するのが一般的ですが、音がうるさく町役場等に苦情がそうとう寄せられているということで、作業的量、コスト的にも負担が軽い、園地全体を網で覆う方法に移行しています。

12月〜2月

大部分の方は11月から12月に掛け剪定作業を等を終えており、現在の園地は一面雪に覆われております。人も雪解けの春を待ちわびるように、スチューベンも風雪に耐えながら春に芽吹く準備を着々と進めていると思います。

3月〜5月

スチューベンの園地では、肥料の施肥、病害虫を防除するための第1回目の薬剤散布が行われます。過去にはリンゴ等に無登録農薬が使用され、社会問題となりました。そのため当農協管内では、組合員の全生産者を対象に栽培日誌の記帳を実施しています。もちろん、当ぶどう村の会員も含まれています。

その項目は、生産ほ場の所在地・面積・品種、作業内容及び作業期間、施肥関係、防除関係となっています。防除関係を例にとってみると、何月何日にどのほ場に何の薬剤を何倍に希釈し、総散布量はいくらであったかという内容であり、定期的に農協が確認することになっています。このことから、生産者も消費者に正直に安全・安心な農産物を提供することが強く求められていくことになります。

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